元地方公務員たかすけのブログ

元地方公務員の人生迷子

元地方公務員、警察対応からの学びについて語る

こんにちは。元地方公務員のたかすけです。

 

突然ですが、仕事中にいきなり警察から電話がかかってきたら驚きますよね?

自治体職員としては往々にして経験のあることだと思いますが、僕もしばらくは毎回ビビり散らかしていました。今回はそんな警察との対応について書いてみます。

 

〇警察対応について

 自治体職員として警察と関わるケースが最も多い部署は、生活保護課です。僕は9年間で延べ30回ほど警察対応をしましたが、1回を除いて生活保護担当時代の出来事です。その次に税の地徴収部門、総務課が続いていくと思います。

 

〇警察に対応を依頼するとき

 警察に対応を依頼するときは、主に身の危険を感じた時になります。具体例を挙げると、『胸倉をつかむ』『公文書を破り捨てる』『器物破損』あたりがメジャー所です。

珍しいけれどしばしばあるのが、『居座り』です。職員の対応や本人の器質的な問題で居座り行為をされるかたがまれにいます。認知症や精神の問題であれば包括支援センターや福祉相談員に依頼することになります。それ以外の暴力のにおいがするケースでは『退去命令』に従っていただけないと、警察に対応を依頼することとなります。警察の方が来ると逃げていかれますケースが大半です。

 

〇警察から対応を依頼されるとき

 住民からホームレスとして通報された後、住む場所の相談として生活保護課に連れてこられるケースが年に3回ほどあります。他には拘留が解かれる際の身の振り方の一つとして生活保護を検討され、来所されるケースもあります。

 また、年に1回ほど生活保護受給者が犯罪を犯し、面会の依頼に応じるケースもあります。生活安全課以外とはほぼほぼ関わらない印象です。

 

〇警察からの対応に困るとき

 警察が対応できない民事係争について、極稀に対応依頼がありました。生活保護担当といえど民事不介入が原則のため、その旨を回答することになります。ただ警察の担当者によっては納得していただけず、恫喝のような対応をされることもあります。『住民の生活安全を守るのが公務員ではないのか』とお叱りを受けたこともあります。気持ちは分かりますが、ブーメラン発言になっているのでは、と指摘しようか迷ったことを思い出します。

 警察からの交渉時、ありもしない責任を作り出してこちらに罪悪感を抱かせるような話をされることが良くありました。警察内の交渉マニュアルに書かれているのでしょうか?ご存じの方がいたら教えて欲しいです。

 

〇終わりに

 現職で警察に補導された子供から『理不尽な対応を受けた』と話があったため、当時のことを思い出して記事を書きました。『警察』という大きい主語で話すのではなく、不愉快な『個人』がいたと捉えるよう伝えました。国同士や性別のように大きすぎる主語で話をすると問題が大きくなり過ぎて誤解が生じるため、コトの本質としての最小限の主語で物事を捉えるようになりたいものです。

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。

また次の記事で会いましょう。